楽天イーグルス????


決まった瞬間、聞いた瞬間「やっぱりな」と思いました。
いや、実はもっとずっと前から。


ライブドアに対抗して楽天も1ヶ月おくれて参入表明した
時から「こりゃやられたな」と思った。
誰かの差し金があったのだろうが(事実は当事者のみ知る所だが)
球界の老兵共はそんなにライブドアがキライなのだろうか。
確かに堀江社長は風呂敷を少々広げすぎた感がある。


これは否めない事実。


仙台のファンは7割がライブドア派だと聞く。
残りの3割くらいは「どっちでもいい」わけで、圧倒的に
先に手を挙げたライブドアの支持者が多い。


にもかかわらずこの結果である。
県知事までもがライブドアを支持していたのに。
ファンを無視して球団を消滅させたNPBが、今度は本格参入
してくる球団をもファン無視の形で決定してしまった。
一体、何処まで痛い目を見ればこいつらはまともになるのだろう。


加入のいきさつは何にせよ、パ・リーグは来期も6球団でペナント
レースが開催されるわけだ。
これは素直に嬉しいし、有り難いことだと思っている。

だが、最近気になることを発見した。
ニュースで頻繁に取り上げられている「高橋ユニオンズ」の事だ。
パ・リーグに加入してからわずか3年でその姿を消した幻の球団である。
そしてプロ野球70年の歴史の中で個人名が球団名になったのは
この高橋球団しかない。
個人オーナーという視点でも、この高橋の他は東急フライヤーズ
五島昇氏、太平洋クラブライオンズクラウンライターライオンズ
の中村長芳氏しかいないのである。
(東急・太平洋クラブ・クラウンライターはスポンサー名。)


因みに、甲子園常連高校である「堀越学園」も校長の名前から
学校名を取っている。
要するに、非常に珍しい例であることは間違いない。


今回クローズアップされた高橋球団のことは、名前は知っていても
その実態は殆ど知る所がないので今回調べてみた。


高橋球団発足当時はパ・リーグは7球団と奇数で運営されており、
日程的にうまくいかない為、球団数を偶数にする必要があった。
そんな名目の元、当時の大映スターズのオーナー永田雅一が提案し、
新規に球団を増やすことにした。
この永田という男は実に豪快かつ出たがりな男で、今で言う所の
讀賣渡邉恒雄のような男だった。
金も出すが口も出す。大リーグ・ヤンキースの名物オーナーもこんな感じである。
そこで永田が口説き落としたのがアサヒビールの相談役だった高橋龍太郎氏。
この方は財界では著名な方で、戦前のプロ野球創生期にもチームを
持っていた方である。


もちろん、今回のように合併などを伴うわけではないので文字通り1からの
チーム編成のスタートである。

(?へ続く)